うつ病だった時の話
思えばもう3年前僕はうつ病でした。
その時はバンド活動をしていて、人間関係や楽器のローン、自分の未熟さなどが相まって、うつ病になったんですが、
そのつらい自慢をする記事ではありません。
その時の心境などいまでもプラスかマイナスか響いていることについて話したいとおもいます。
まずうつ病になってから一つ思えたのが、
1か0かで物事を判断してしまっていたことです。
最近読んだ本でも書いてありましたが、うつ病患者は「完全に」「絶対に」といった言葉をよく使う傾向があり。1か0かでの判断しかできなくなってしまい。
行動力が妨げられてしまうという話です。
たしかにそんな時はありました。
バンドに失敗したら死ぬしかないとか、ローンがある以上働いて返していくしかないとか自分を追い詰めやすい状態にありました。
それは今現在%で表せるようになりました。
心理学によると先行刺激等によってその%は変わるといった話でしたが、それでも1か0かという判断だけではなくなったと思います。
そしてもう一つ
これはうつ病を患っていた時からそうでしたが、
僕自身の無気力さやけだるさに見かねたおばあちゃんが
1万円を差し出し、「これで好きなものでも買ってきなさい」とおそらく励ましに1万円くれた時の出来事なのですが
僕はなにも物欲が働かず、1万円もらってもずーっと使うことができませんでした。
そこからせっかくあげたんだから元気出せるものに使いなさいと言われましたが、
結局自分の為に何が必要か等考えすぎて結局使えず、1万円で電車で30分ぐらい行った所で茶菓子とビールを買いました。
僕が食べるわけではないんですが、それをおばあちゃんと親にあげました。
結局物欲がほぼ皆無に等しい状態にあったのは確かでした。
そこから偶然アルバイトの求人を見つけ、半年ぐらいでローンを返済しましたが、
50万ぐらいの借金を60万で返し、自分の欲を満たす為の借金をしないと誓いました。
それ以降、ブランド物等の自己満足の為だけの生産性のない消費は抑えられるようになりました。
そんなことがあってもなお、いままで無駄遣いを続けてきてしまっていたのは、お金や経済を学んでからだったので、結構後悔しましたが、学べたのは良かったと思っています。
そんなうつ病の時からの経験として、
・飯を食う
・やめたきゃやめる
これだけは重視するようにしてます。
胃潰瘍での胃痛や親知らずの抜歯など結構身体的に苦痛を感じることは何回かありましたが、
うつ病の時のけだるさのほうがよっぽど辛かったです。