加害者が被害者面する
治安の悪い大都会に現在住んでいます。
今回のお話は僕が散歩していたときの話なんですが、
歩いていると警察が3人ぐらい自販機の前に溜まっていて、
私はその中の建物に用事があったので「すみませんお邪魔します」といった態度で中に入っていった。
そうするとおおよそ40代後半のおばさんと17、8ぐらいの女の子がいた。
どうやらその女の子が警察に取り調べを受けていて、
家出かなにかかなと思ってなにも言わず遠くから眺めていたんですが、
どうやらその女の子が自動販売機を壊したらしく、
そのおばさんはどうやらその子のお母さんだったみたい。
警察はどうしてこんな事したの?と女の子に問いかけをすると、
黙っていた。
話が進むとどうやらお母さんのほうも自販機破壊に加担していたようで、
まぁ取り調べをされていたわけです。
実家を追い出され、住所はないが、ネットカフェで暮らして風俗で働いているらしい。
なんだか日本の闇を感じさせられたが、僕としてはとても興奮した出来事だった。
ここで僕の頭に2つ考えが働いた。
一つは
こんな非日常的なことに出会えた自分の運のよさ。
滅多にみることもないし、今一度自分の中で考えてみた。
こんな非日常的なことを見れる機会があと僕の人生の中に何度あるだろうか?
ここで思ったのは「そうだ将来金を持って住むなら裁判所がいい」と
いままで気にすらしなかった。こういういった人達を安全席から見れる裁判所は僕と将来もつ僕の家族にどんな影響を与えてくれるんだろうか。
この親子から学んだ一つ目のことは、いままでの視野が狭すぎたこと。
治安が悪いことは全てが悪いわけではないんだなと考えさせられた。
そしてもう一つは
なぜ自販機を壊しておいて、警察に泣きつくんだろうということ。
おおよそ金もろくになく、ネットカフェ暮らしの人間なら弁償はできないだろうと、警察も語っていたが、私も同じ考えだった。
というのも昔私が住んでいた、田舎で火事があった。
火元は老人夫婦のコンロの消火忘れ。
田舎に憧れた新婚夫婦の家が隣にあり、それも燃えてしまった。
老人夫婦は年金ぐらしで、弁償できるお金がなかったので、ある程度は新婚夫婦のほうも負担したらしい。
ここで今回の件とその火事のことを考えると、僕としては、
やったことが故意的かどうかよりも、持たざる者は他の者に被害を与えてしまっていること。
返すつもりで借入した借金も自己破産して、チャラにするなんてのも珍しくないと思う。
持たざる者を相手にするというのは、根こそぎ負ける可能性を大きく秘めているんではないのかなと。
だからこれだけは自分の人生のルールに入れる。
「いざ自分が動けなくなろうとも、自分の過去が今を支えてくれるようにする」
だから今日も明日も頑張る。今はそれ以上に頑張る。
頑張るって言葉は曖昧ですが、私の中にはちきんと芯となる意思があります。
それがすべてそのルールに沿うように生きる。以上。